全ての人が自分らしく生きていける社会に。 <学び舎めぶき>の運営と子どもたちの心を育てる絵本「心の木の育て方」 制作費支援のお願い

この度は世界マザーサロンの活動にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

生きづらさを抱えている人たちが前に進める場を、という想いで、子どもの自立支援を行う一般社団法人世界マザーサロンが2021年12月に長野市に開所した<学び舎めぶき>。
現在、31名が利用登録をし、毎日10名前後が通所しています。農業、縫製、調理加工などのスキルを身に付けると共に、精神的・経済的自立を目指しています。

開所して1年が経ち、多くの人が「自分の気持ちに気付き、認める」経験をしないまま大人になり、社会に出て行き詰っている事を感じてきました。

子どものうちから「自分の気持ちを丁寧に受け止める」習慣を作ることはとても大切です。そのために「心の木の育て方」という絵本を制作しました。

<学び舎めぶき>の利用料は、誰にでも利用しやすいように無料です。<学び舎めぶき>の運営費と、子どもたちの心を育てる絵本「心の木の育て方」1000冊の制作費支援をお願いいたします。

<学び舎めぶき>とは

世界マザーサロンは2015年より、誰もが安心して生きていける社会を創りたいという想いから、国内外の仲間と共に食育、環境教育、学習支援など様々な活動を展開してきました。

<学び舎(や)めぶき>は、社会に出てから行き詰ってしまった若い人たちの「もう一度チャレンジしたい!」という気持ちを大切に、一歩踏み出すサポートをしていく、新しい形の学び場です。2021年12月に長野市川中島町にある一軒家をお借りしてスタートしました。誰にでも利用しやすいように、利用料は無料です。

「自分を知る」「自分の気持ちと向き合う」ための様々なアプローチをしながら、世界マザーサロンが運営する農業・縫製・調理加工の事業をはじめ、様々な事業を自分たちで立ち上げながら、実践を通して自分にあった働き方を探し、精神的・経済的自立を目指しています。

ココナッツウォーターとバナナの茎を集めて作られたヴィーガンレザーで作られた「ila(イラ)」の商品、りんごから作られる「おひさまチップス」の制作と販売など、様々な事業を行っています。

詳細はこちらをご覧ください➡世界マザーサロン「学び舎めぶき~若者たちの未来をサポートする場」

大人の自立を支援する場はまだまだ少ない

内閣府の発表によると、2018年、ひきこもりの40~64歳が全国で推計61.3万人、15-39歳は54.1万人となっています。

一般的には、障がい者手帳があれば福祉の支援を受けることができ、お金があれば民間の支援を受けることができますが、手帳もなくお金もないという場合は、前に進むチャンスをつかみにくいのが現状です。

絵本「心の木の育て方」

一人ひとりが「自立」をすることで、お互い助け合い、安心して生きていける地域を創ることができるだけでなく、地域の経済成長にも貢献することができるようになります。

自立のために大切にしていることは、自分の気持ちに気付くこと

どう思ったのか、どう感じたのか。そして、どうしたいのか。

ここが見えてきたら、

「そのために、どうしたらいいのか」を一緒に考えていく、ということを繰り返しています。

ただ、自分の気持ちに気付き、認める、ということは、そう簡単にできることではありません。

気持ちを自分で受け止めるためには、どんな気持ちがきても「大丈夫!」と

まっすぐ受け止めることができる「心」を育てることが何よりも大切です。

そうしたことを考える機会にしたいと思い、「心の木の育て方」という絵本を作成しました。

この中で一番大切なのが1.の「心の土台(心の木)作り」。絵本にはどうやって心の木を育てていくかを描いています。

〈自立のために必要なステップ〉

1.どんな自分の気持ちも受け止められ土台を作る

2 .自分の気持ちに気づいて認める

3 .どうしたら良いかを考えていく

また、このために育成された読み聞かせファシリテーターが、共に読み進めていくことで、より対象者の理解が増し、心に届けることができます。

一人でも多くの子どもたちが自信をもって前に進んでいけるよう、 まずは1000冊の印刷を目指しています。

今、自分の気持ちを表現できない、伝えられないという子どもがとても多くいます。

自分の人生を自分で切り拓いていくためには、子どものうちから、

「自分の気持ちを丁寧に受け止める」習慣を作ることがとても大切です。

この絵本を通して、子どもたちに気持ちの受け止め方を伝え心をととのえながら、前に進む力を育んでいけるよう、一緒に考える機会を広げていきます。

<学び舎めぶき>を立ち上げた経緯

世界マザーサロンは、2017年より児童養護施設での料理教室(食事力アップ!サポートプロジェクト)を開始し、これまでたくさんの子どもたち、職員の方々のお話をお聞きしてきました。

その中で「施設を出てから生きづらさを感じている人が多い」という話を聞き、私たちにできることをと考え、「全国心の木プロジェクト」を立ち上げ、全国の児童養護施設の職員の方を対象に自立に関する実態調査のアンケートを行いました。

アンケートの結果、お金、妊娠・出産、仕事、生活面全般について、様々な困難や悩みを抱えている人が多いことが見えてきました。(アンケート調査結果はこちら。)特に仕事については、「子どもたちが施設を退所後、仕事が1年以上続かないと感じる」という回答が66%以上に上りました。その理由は、人間関係、仕事の内容が合わない、仕事の時間が生活リズムに合わせられない、といった回答の他、発達障害による困難さ、働くことへのモチベーションの低さ等が挙げられています。

一方で、たくさんの若者と話をする中で「本当はもっとこういうことをやりたいんだよね」と夢を聞くことが多々ありました。やる気がないわけではないのです。やり方、進め方が分からない、そしてきっかけがないだけなのです。でも、今の社会では社会に出てから新たに学んだり、チャレンジしたりする機会は限られています。

そこで私たちは、施設出身の有無に関わらず、こうした若者たちの「チャレンジしたい!」という気持ちを大切に、一歩踏み出すサポートをしたいと考え、「学び舎めぶき」を立ち上げました。

若者が自信を持ってやりたいことにチャレンジし、仲間と助け合いながら前に進めるような社会になれば、貧困問題や子どもへの虐待といった問題の解消にもつながっていくはずです。

仕事とは本来、嫌々やるものだったり我慢しなければいけないことではなく、自分の夢を叶える手段。諦めていた自分が好きなこと、やりたいことをもう一度掘り起こし、つまずいてもみんなで助け合いながら前に進んでいけるような場にしていきたいと考えています。

一般社団法人 世界マザーサロン
代表理事 永井 佐千子

<学び舎めぶき通信>を毎月1回お届けしています!

ご寄付をいただいた皆様に、毎月末「学び舎めぶき通信」をお届けしています。

子どもたちが置かれている現状、問題解決に向けて私たちができること、事業の進捗状況などを配信しています。子育て中の方はもちろん、人事関係のご担当者様にとっても、きっとお役に立てる内容です。

自分の人生を豊かに、愉しく生きていくために、大切にしていきたいことは何かを皆さんと考えるきっかけになりましたら幸いです。

ご寄付の使い道

<学び舎めぶき>は、事業の土台を固め、安定した事業運営、そして受講生の雇用につなげていきたいと考えています。

皆さまからのご寄付は、「学び舎めぶき」の為に借りている長野市の一軒家の家賃、講師への謝礼金、その他運営に必要な費用として、また、絵本「心の木の育て方」の制作費用に使用させて頂きます。


 

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お問い合わせ先:info@wm-salon.com

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