新型コロナウィルスの影響は、大学・短大・専門学校などの学生にも影響を及ぼしています。アルバイト収入が途絶えたり、実家に帰省できなかったりすることによる経済的困窮や、インスタント食品の多用による栄養不足の影響は深刻です。退学や休学を検討する学生が増えているとの調査もあります。
学生の皆さんが希望をもって勉学に励み、これからの福島を創る人材として成長できるよう、私たちのできる方法で支えていきましょう。
受領をした寄付金は、基金設置団体である公益財団法人地域創造基金さなぶりが、一般財団法人ふくしま百年基金に助成を行い、一般財団法人ふくしま百年基金が実施する、支援事業に活用されます。
※寄附金から寄附の募集にかかる事務手数料(決済手数料を含む)20%をひかせていただきます
福島大学が全学の学生を対象に行なった調査によると、全体の約12.6%(550人)が「食料に困っている」と回答しています。学生からは「営業自粛でバイトが無くなり生活費が減った」「親の収入が落ちて仕送りが減額された」等の悲痛な声も上がっているということです(2020年4月24日、福島民報より)。
県内では、福島大学や会津大学等で学生に対する食料品の寄付等が行なわれていますが、多くはインスタント食品やカップラーメン、米などに留まっており、野菜や肉・魚等の生鮮食品は食中毒予防の観点から管理が難しい等の理由で寄付の対象となっていません。こうした措置は学生の経済的困窮に一定の歯止めをかける効果がありますが、一方で栄養不足が深刻化し、安心して学業に専念できる状況とはなっていないのが現状です。
こうした状況に鑑み、私たち一般財団法人ふくしま百年基金は「お弁当配達プロジェクト」を実施していただける大学・短大・専門学校等を対象に、その資金を助成する取組みを開始する予定です。
具体的には、管理栄養士の監修による栄養バランスが良く食中毒対策も十分に施されたお弁当を大学等の学食設備を活用して作っていただき、経済的困窮を抱える学生の皆さんに提供します。お弁当の配達にも学生アルバイトを活用することで、他のアルバイトが減ってしまった分を補填します。さらには、子ども食堂等を運営するNPO等と連携することで、学生以外の地域の困窮層にも同お弁当を届け、経済的課題と栄養面の課題の両方にアプローチする取組みとします。地域の農家さん方からは、飲食店の休業等により農作物が大幅に余ってしまい廃棄も余儀なくされているという声を聞きます。お弁当にはそのような地域で育った食材を有効活用することも目指し、農作物の廃棄も防止していきたいと考えています。
この間の急激な環境変化は学生の皆さんの経済的課題、心理的課題を顕在化する大きな要因のひとつとなり、様々な歪を生んでいます。「お弁当配達プロジェクト」で支えられる学生は、もしかしたら一握りかもしれません。しかしながら、全ての基礎となる食と経済の問題を置き去りにして、学生の皆さんの夢を応援することはできない。私たちはそう考えます。
夢をもって進学した学生生活を諦めることなく、心身の健康を保って前向きに勉学に励むことができるよう、学生の皆さんへのご支援にチカラをお貸しください。
どうぞ宜しくお願いいたします!
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。