原爆の図保存基金

『原爆の図』は、近年ますます歴史的、社会的意味が大きくなっており、将来的には人類共通の財産と認められる可能性もあります。しかし丸木美術館では、建物の老朽化にともない、虫食いや紫外線などによって作品に傷みが出ており、このままでは永続的な展示が難しい状況です。そのため、2017年の開館50周年を期に「原爆の図保存基金」を立ち上げました。かけがえのない作品を次世代に引き継ぐために、お力添えをお願いいたします。

2022/12/28

丸木美術館から1年間のご報告

2022年も本当にありがとうございました

早いもので、2022年も残すところわずかとなりました。皆さまにとって、どのような一年になりましたでしょうか。
世界的にも、国内でも、多くの出来事が起こった年でした。それにも関わらず、今年も多くの方が丸木美術館を訪れてくださり、オンラインイベントなどの情報発信をご覧いただいたり、ご支援をいただきましたこと、心からのお礼を申し上げます。

2022年の丸木美術館の活動

今年も新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、大勢の人が集まるイベントの企画実行が難しい一年でした。
しかし、これまでと同様に、一年を通して通常開館は続け、次のような企画展やイベントを行いました。

特別展示 生誕110年丸木俊展 人間を描く
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李晶玉 SIMULATED WINDOW
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東北画は可能か? —千景万色―
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蔦谷楽 ワープドライブ WARP DRIVE
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さすらい姉妹『むすんでひらいて』特別公演
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母袋俊也 魂-身体 そして光  《ta・KK・ei》《TA・GEMBAKZU》(開催中)
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また、イベントのオンライン配信や動画の公開により、遠方の方にも見ていただけるよう試みを行いました。

特別企画 藤井光 爆撃の記録
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丸木位里・丸木俊の芸術を未来につなぐ―壁画作品修復プロジェクト―
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原爆の図第1部《幽霊》―修復の必要性とその先に
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李晶玉 SIMULATED WINDOW
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5月5日 55周年丸木美術館開館記念日
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「原爆の図」を未来に残すために ー 保存修復の現場から
丸木美術館2021年度活動報告会
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「蔦谷楽 ワープドライブ/WARPDRIVE」オープニングトーク
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蔦谷楽 ワープドライブ WARP DRIVE
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ハワイと日本の核にあるもの/What Warps from Hawaiʻi to Japan
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変化のかけら ー 丸木美術館建物調査から見えてきたもの
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【予告編】母袋俊也 魂-身体 そして光
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※アーカイブ映像も多数ございますので、もしまだの方がいらっしゃいましたら是非ご覧ください。

オンライン配信で新しく丸木美術館を知ってくださる方がたとの出会いや、古くからのご支援者にも見ていただけることを嬉しく思いながら、なるべく早い機会に皆さまが、心置きなく「原爆の図」の前に立つことのできる日を待ちわびています。

皆様からの温かいご支援のご報告

2020年度はコロナによる臨時休館への緊急支援募金に沢山のご寄付をお寄せいただき、おかげ様で2021年・2022年もコロナ禍による来館者数の減少にも大きな影響を受けずに、運営を続けられておりますことを大変ありがたく思っております。
さらに、丸木美術館の日々の運営を支えていただくマンスリーサポーター制度(月額継続寄付制度、2020年度スタート)にも多くの方にご参加をいただき、現在200名を超える皆様に支えていただいております。
▶︎マンスリーサポーター申し込みページを開く

また、2017年から募集を行っている美術館改修のための「原爆の図保存基金」の一環として、寄付者の方のお名前を壁画アートに残すドナーウォールプロジェクトを2021年7月より開始し、今年も沢山の方からのご支援をいただいております。
原爆の図保存基金全体で、7875件・総額2億7,070万5,939円(2022年12月15日までの集計)のご寄付を頂いております。皆様の温かいご支援に心から感謝申し上げます。

●原爆の図保存基金 ※自由金額でのご寄付
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●ドナーウォールプロジェクト 
※1口10万円〜の壁画アート参加プロジェクト
▶︎ドナーウォールプロジェクト申し込みページを開く

丸木美術館改修計画の見直しをすることになりました

皆様からご理解と応援をいただき進めてまいりました美術館改修計画の見直しを行っていることをご報告いたします。従前に発表しておりました里山建築研究所の計画については、物価の高騰を含めた建設費の増加や方向性の再検討等の理由により、先方とも協議の結果、断念することになりました。この間、丸木美術館は公益財団法人ポーラ美術振興財団による助成研究の一環で、美術館建築の調査を行ってまいりました。この調査活動により、これまで知られてこなかった建物の持つ増改築の歴史を紐解いていく中で、丸木夫妻が「なるべく建物を壊さずに改修していくこと」を大事にしていたこと、そこから生まれた一見不可解な造りやパーツもまた、丸木美術館が保持してきた歴史や価値と言えるのでないか、という考察が生まれてきました。この 建物自体も丸木夫妻の創作活動の一部である 、という捉えなおしによって、絵画を適切に保存できる環境にする、という従来の改修コンセプトはそのままに、できる限り建物の歴史を壊さずに改修を進める方向性にプラン変更をしたいと思っております。

つきましては、ご支援者の皆様にお伝えをしておりました従前の建築プラン・建築家・改修スケジュールも変更がありますことをなにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

新しいプランの検討は現在建物調査と共に進めており、具体的な発表は次年度4月以降に順次行っていきたいと思っております。

今年も沢山の皆様にご支援を頂きましたこと、心より感謝申し上げます。来年も丸木美術館をどうぞよろしくお願いいたします。

今年もありがとうございました!良いお年をお迎えください。

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寄付募集元

原爆の図丸木美術館